snac's memo

Hello! snacのブログです。

ニート日記 002

本日の面接は2件。
昨日とは打って変わって、
従業員数百人、数千人の規模の会社。
連日の会社訪問のおかげで、
全く緊張せずに知らない建物に潜り込めるようになった。

1社目。
前職の同業他社。
ここの人事の方がえらく熱心で、
あらかじめ蛍光ペンでチェックを入れた履歴書を持参してくれていたり、
こちらの言うことを逐一メモしていてくれた。
アナログだけど、こういうのは一番熱を感じるし嬉しい。
募集している職種やパートが多かったので、
こちらの希望をお伝えしてあとは連絡待ち。

2社目。
普段行かない駅へ向かった。
会社があるビルはとてつもない高さで雨空に突き刺さっていた。
時間があったのでカフェに入り、PC作業をする。
そういえば、昔就職活動していたころもこうやってカフェに入っていた。
面接を終えたあとに男子学生に声をかけられ、お茶をした。
彼の意識高いトークを一方的に聞いていた気がする。
それをどんな気持ちで聞いていたか、さっぱり思い出せない。
その頃はわざわざ声をかけてきてくれた人間を煙たがるほど、スレていなかった気がする。
今の自分は転職にかける思いを共有する仲間は見当たらない。
転職は、孤独だ。

受付に向かう。
すると某有名ロボットがすしざんまいの社長の如く手を広げていた。
イケてるんだかイケてないんだか分からないが、
凄いな、というのは伝わった。

面接では事業の概要を聞いた。
会社の規模の大きさに少々慄いたが、
ここでも「snacさんの経歴、素晴らしいです!ぜひ一緒に働きたいです」
的なことを言われる。
やっぱり悪い気はしないのだが、
ふとこの人たちは、転職エージェントにそう言え、と強要されているのだろうか、
と考えてしまう。

募集要項としてはかなり美味しい感じだった。
資金力のある会社で新規のビジネスに携われるのは中々無いチャンスだろう。

- - -

取らぬ狸の皮算用をしつつ、
今日は眠りにつこうと思う。

ニート日記 001

不本意ながら、ニートになってしまった。
時間もあるので日記をつけていこうと思う。

- - -

そもそもニートになるつもりなんてなるつもりはなかったのだが、
退職日までに次の職場が決まらなかったのだから、自業自得である。
「snacさんには是非うちに来て欲しいんです!」
とかいう甘い言葉は、安易に信じてはならないと心に刻み込んだ。
今思うとその出会いがなければ、転職も踏み切らなかったと思う。
人事の人は基本的に熱くて甘い言葉を発しがちかも。
ひとつ学んだ。

- - -

今朝、死んだ親父が夢に出た。
その背中を見て、泣きながら目が覚めた。
妻が仕事に出かけるのを見届け、
身支度して、
PCをバッグに入れて、出かける。
ニートとはいえ、毎日面接を入れているのである。

今日はスタートアップの会社に話を伺った。
とにかくもうスタートアップであった。
生まれたての鹿が立ち上がって、ガクッと崩れ落ちながらも、なんとか立ち上がる。
そんな感じの会社だった。
是非来て欲しい人材です、と言われ
悪い気はしなかったが、
書いていて気付いた。
まぁ、人事は熱いけど甘いことを言いがちだよな、と。
明日も頑張ろう。

- - 

ベタだけど、そして今更だけどこの本読んだ。
週110時間働く、という文言に思わず指を折って計算してしまった。
ベタだけど、めちゃくちゃやる気がでる。

 

クオリディア・コードが大変よろしかった

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とはいえ、放映されていたもの全てを見た訳ではないのだが…
それでも記事タイトルは揺らがないだろう。
HPよりストーリー転載
 
“人類の敵——〈アンノウン〉と戦争を続ける世界。数十年前の〈アンノウン〉侵攻時、コールドスリープ施設に避難させられていた子供たちは、その眠りから目覚めたとき、己の身に超自然的な力——〈世界〉が発現していることを知る。東京湾ゲートから現れる〈アンノウン〉から国を護るため、少年少女たちは東京・神奈川・千葉の各防衛都市で戦いを繰り広げるのだった。東京をさがら総、神奈川を橘公司、千葉を渡 航が担当し、“QUALIDEA”を作り上げる。”
 
よくある異能系だな…と思い録り溜めていたものを今更見たら、
超良かった。
以下箇条書きで記す。
 
※※ネタバレ注意※※
 
1 ヒロインが可愛い

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カナリアちゃんが超可愛い。
なんといってもこれである。
金髪天然美少女は正義。
最初声を聞いた時、
安野希世乃氏…いや久保ユリカ氏か…?」
と勘繰ったが、石川 由依氏であった。
ミカサ!
誰があの高音をミカサと同じ人だと分かるだろうか?
聖母のような優しさとポンコツっぷりが最高。
芸がこまかいことに、Twitterアカウントまである。
内容も良く出来ている。カナリア
 
2 演技が良い

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最近のアニメを見ていて思うのだが、
ボソボソ系の演技ってアニメーションに映える。
ハッキリしている色づかいの画面に、幅を与える。
内田雄馬演じる千種霞は終始ボソボソしたしゃべりでトーンも低く、
ともすれば聞き取りにくい。
だが、それが良かった。
中の人、マクロスのハヤテと一緒だった…
やりおる。
勿論それ以外の演者さんも皆実力派揃いで、
聞いていてワクワクする。
 
3 ストーリーが良い
これ。
これがじわじわくる。
中盤ぐらいまでかなり絶望的な展開なのだけど、
そこからまさかの逆転。
180度変わり、良い意味で混乱する。
味方だと思っていたものが敵だったという話。
これ究極のパワープレイだと思うが、中々綺麗にハマっているのである。
あと見落としがちだけど、伏線も多く見応えがある。
「本当の世界が赤い」って表現も実は冒頭から一貫してる。
上手い。

 

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4 端折り方が丁度いい
これは3の続きになるのだが、
たった12話でこの逆転劇をスムーズにまとめた手腕は素晴らしいの一言に尽きる。
よく出来た展開にかなり胸打たれた。
傷を残された、といったほうが適切かも。
あるキャラが主人公たちを裏切るシーンがある。
それまで親だと思っていた人間が、実は異世界生物だったという事実を受け入れられなかったからである。
敢えてその人間として当たり前の心の機微を、例外として描いたのが逆に良かった。
話がスムーズで。
 
5 音楽がとっても良い
カナリアちゃんの歌に始まり、
BGMがまた良いのである。
所謂EDMの部類だが、ハマっている。
ふと思い出したが、K RETURN OF KINGSでもこんな感じの音楽使われていたな。
異能系アニメと相性良いんでしょうな。
このシーン、ベタな絵面だけど超好き。
 

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さむわんこーりんゆー♪

TIME TO GO いい曲です。 

 

後半になるにつれ、作画が超乱れてくるが、
これはこれで円盤に繋がるかも。
話が良かったので、普通に観れました。
 
興味の出た方、以下よりどうぞ。
1話公開されてます。
魅力が全てがこの1話に詰まってます。
 
 
また最終話見てから1話見ると味わい深いのよね…
もういっぺん見直すか。

夜道の猫

3月の雨の夜、母親から電話があった。
「最悪や。」
数ヶ月前から調子の悪かった親父の病名は、癌だった。
よく耳にするその病気が、まさか身内に降りかかるとは思いもよらなかった。
電話を切ったオフィスビルの入り口で、しばらく呆然としていた。
iPhoneの熱が、耳に残っている。
強く地面に打ちつける雨音が、遠くに聞こえていた。
 
〜〜〜〜
 
「どうかオレが治る事を、祈ってほしい。」
病床に伏せる父は、息子にそう懇願した。
祈るなら日課にしてしまおう。
日課にするなら、なるべく神さまに近い場所でやる方がいいだろう。
その日から、妻と一緒に神社にいくことが日課となった。
 
無宗教だった自分が、急に信心深くなってから数日経ったある日のことだった。
夜のお祈りを終えて帰ろうとした道すがら、どこからか猫の声が聞こえた。
音のする方に近寄ると、白と黒の模様の猫がそこにいた。
 
ニャア ニャア
 
あたかもこちらに呼びかけているように鳴く猫は、手を伸ばすとさっと逃げてしまう。
猫は先回りをすると、しばらく行ったところで立ち止まり、こちらが追いつくのを待っていた。
そして何かを伝えそうにまた鳴き始めるのだった。
 
ニャア ニャア
 
人語めいているのだが、当然意味は分からない。
何度か触れようと試みるものの、あと一歩というところで跳び退いてしまう。
しかし、我々から逃げる様子もなかった。
 
つかず離れずのまま、とうとうその猫はうちの側まで来てしまった。
その頃には、僅かながら身体に触れることを許してもらっていたので、
一緒にいた妻に相手をさせて自分は缶詰を取りに帰った。
 
すぐに戻り、ツナ缶を開けて地面に置いた。
猫はこちらが見ていると食事をしない、と聞いた事があるのでそっぽを向いていた。
視線の端で警戒している猫が見えたが、すぐに缶詰にありついてくれた。
夢中になって食べている猫に、思わず話しかけている自分がいた。
 
「もし君が神様の使いなら、父の命を救ってくださいと伝えてくれませんか?」
 
馬鹿げた行為だった。
いい歳した男が、道端で猫に話しかけているなんて相当馬鹿げている。
それでも、その妙に警戒しながらも人懐っこいその猫に、
どうしても奇跡を見出したくて、無理を承知で、
話しかけてしまった。
猫は返事をする訳でもなく食事を続けていた。
その場を去ることにした。
 
部屋のベランダから見て斜め下ぐらいに位置するその場所を、
今一度見ておこうと窓を開けて、覗いてみた。
 
猫は、こちらを見ていた。
 
思わず息を呑んでしまった。
猫はくるりと踵を返して、足早に塀と塀の間に消えていった。
その場には完食された缶詰だけが残っていた。
馬鹿げている。
それでもきっとあれは特別な猫なんだ、と考えることにした。
 
〜〜〜〜
 
それから3ヶ月。
親父の病状は悪くなる一方だった。
身体中に癌が転移して、食欲も無くなってきた。
それでも生きている。
懸命に生きている。
親父の命は終わりに近づいているのか。
それとも死から逃れ続けているのだろうか。
分からない。
ただ、いま、生きていることは確かだ。
その必要がなくなるまで、日課は続けるつもりだ。
 
もし今度猫が出てくる時には、お礼が伝えられたら、と考えている。

男女の違い

とあるニュース番組でキャスターが女子高生にこういう質問をした。

 

「お父さんとお母さん、どっちが浮気した方がショック?」

 

その答えは「お父さんが浮気した方がショック」だった。

それにショックを受けた。

自分からしてみたら、全然母親が浮気した方がショックだ。

 

よく言うではないか。

男の浮気は安心から、女の浮気は不安から。

男は遺伝子的により多くの自分の子孫を残したいから浮気をし、

女は遺伝子的により優秀な遺伝子を残したいから浮気をする。

そんな俗説を鵜呑みにしている自分からしてみたら、

母親の浮気の方がショックだと考えたのである。

家庭という地盤の緩みを象徴しているのではないか、と考えたのである。

 

同じ質問を妻にもしてみた。

答えは「お父さんが浮気した方がショック」だった。

上記の説を持ち出した上で、何故なのかと問うと妻はこう答えた。

 

「同じ女として、お母さんの浮気は理解してあげられる気がするから」

 

なるほど。

要は分かってあげられるかどうか、なのだ。

多分、男はどこまで行っても男だし、

女はどこまで行っても女なのだ。

 

単純な問いに、改めて気づかされた日曜の午後であった。

THE PINBALLSが売れないのであれば日本はおしまいだ

先日Large House SatisfactionとTHE PINBALLSのツーマンライブを観てきた。

 

ライブは良い…

ライブハウスは良い!

バンドってやつは最高だわ!!

そう思えた一夜だった。

 

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Large House Satisfactionとは昔からの友人だ。

永いこと見てきたが、この日はここ最近の中で一番良いライブだった。

全国を回ってきてノウハウが溜まったのだろう。

演奏、盛り上げ方、グルーブ、全てが気持ち良かった。

とりわけ要司の歌声はよく抜けて聴こえた。

 

しかし、タイトルにあるように今回取り上げたいのはTHE PINBALLSだ。

なんなら絶賛したい。

THE PINBALLS最高。

THE PINBALLS最高!

 

絶賛ポイント

・曲が良すぎる

・キャラがピュアである

・うまい

 

何これェ…

語彙が無さすぎて泣けてくるが、それに尽きるのだ…

彼らを知ったきっかけがこちらのブログの記事なのだが(この人のブログも最高)、

YouTubeでPVを見ているうちに大好きになってしまった。

そんな訳で待ちに待ったライブであった。

 

実は数年前に見たことがあったのだが、その時は「なんじゃこのミッシェルまがいは…見なくていいや」という感想だけであった。

 

しかし、この日は本当に大満足のライブだった。

1曲目を聞いた時、「ちょっと腰(グルーブの事)が弱いか…?」と思ったが、

そんな音楽好きにありがちな鬱陶しい批評感を、彼らは見事に吹き飛ばしてくれた。

曲を追うごとにどんどん上がっていくステージとフロアの温度。

身体を揺らさずには入られない。

ロディックな曲もアップテンポな曲もダンサブルな曲も、

ぜんぶ最高。

鳴り響く爆音の中、確かに耳に届いてくるのはボーカルの古川氏が紡ぐ独特な歌詞だ。

彼は間違いなく天才だ。

若手バンドの中で彼ほど魅力的なストーリーテラーはいないだろう。

ハスキーではあるが、高音も艶やかに伸びる歌声もまっすぐ胸へと突き刺さる。

同じ時代にボーカルをしていたら、嫉妬で狂ってたな…

 

彼らが劇場支配人のテーマを演奏した時、

思わず笑ってしまった。

格好良すぎて、もう笑ってしまうのだ。

「アアアイエエエエエエエ!!!」

と歌い、腕を振り上げてしまった。

普段はそんな事しないが、せざるをえなかった。

最高。

 

そしてお待ちかねのアンコール、Largeの要司の迎えての

「真夏のシューメイカー」

これがね…また最高だったのよ…

滅茶苦茶格好良かった…

畜生、超かっこ良かった。

 

もう毎回やってほしい。

真冬の灼熱。

 

僕は声を大にして言いたい。

THE PINBALLSが売れないのであれば日本はおしまいだ!

 

さよなら20世紀

さよなら20世紀

 

 

ズルっていう言葉のフック

ある記事が目に止まった。

sign.jp

実に気になるタイトルである。
読んでいくと以下の内容が記されている。

・自分の体重が心配な36人の男女が、2週間におよぶダイエットを敢行
・ひたすら努力するチームと、週に1回『ズル』が許されるチームのふたつにチーム分け
・努力チームは1,500kcal/日まで摂取OK
・ズルチームは1,300kcal/日まで、ただし週末は週末の1日だけは2,700キロカロリーまでOK
・結果『ズルチーム』は『努力チーム』よりもダイエットを続けることを前向きにとらえていた

大体こんな感じである。
前向きにとらえていた、って何じゃい。
要は「計画の中にズルを持ち込むことで心理的余裕を作り出す」ということらしく、目標を達成するにはこういう余裕が大事だよネとの事なのだが、
決して「どちらの方が痩せた!」と書いてないのが巧妙である。

この記事を読んで思ったのは、
「ズル」っていう言葉の引きの強さだ。
なんだか読みたくなっちゃう。

「どんなズルい事が書かれているのか?」
「ズルしてお金儲け?」
「ズルして女の子にモテる?」
「ズルして仕事が上手くいく?」
そんな事が一瞬でよぎる。
言わばズルは”チート”だ。
悪い事ではあるが、バレずにやる方法があるなら知っておきたい。

〜 〜 〜

目標に対しストイックに頑張ることは大事である。
しかしたまには息抜きを!
というごく普通のフレーズ。
そこに「ズル」を当て込む事でフックを持たせる。
なんだか変な所で勉強になった。

 

>>>一日1,300kcalで頑張れる人って、その時点である意味チートだよね

 

「ズルさ」のすすめ

「ズルさ」のすすめ